焼きそば研究所

3番 ファースト ソース

ソース焼きそばがソース焼きそばである所以(ゆえん)。

 

その一方の雄がソースである。

 

その調味料の持つ威圧感から、多少の足の遅さ・守備力を度外視してでも、3番を打たせたい男。

 

長距離・中距離が打てて、ホームラン40本・120点の打点を上げてくれる選手。
そんなイメージで、ソースを3番に推した。

 

さて、家庭で作るソース焼きそばの場合、焼きそば麺についてくる粉末のソースを利用する場合が多い。

 

我が家では、これを若干のお湯で溶いてフライパンの上で踊る麺と絡める調理法を取る。

 

 

 

他方、店系は、液体状のソースを利用する。秘伝であったりなかったり。

 

 

また、特に心ひかれるのは屋台でのソースの扱いである。

 

 

巨大鉄板の上で強烈な火力にあえぐ麺。

 

そこに、大ボトルからソースを投下。

 

ジュウジュウという音とともに、湯気。

 

そして、鼻腔(秘孔と言ってもよい)をつく、ソースのソフトにこげる香り。

 

巨大こてで、すべてを絡めるオヤジ。

 

湯気と熱気に少しだけ目を細め、
それでもクールにソースと麺のコラボレーションを演習する。

 

パンチパーマにねじり鉢巻。太い二の腕。

 

この瞬間、屋台のオヤジは「鉄火な」という形容詞が似合う男・オトコ・漢、なのである。

 

 

 

正直なところ、個人的にはソース焼きそばの面の好みは中麺であり、
屋台のちょい太麺は二番手である。

 

しかし、それでも屋台のソース焼きそばに心惹かれるのは、ソースの仕事っぷり、
特に鉄板から立ち上る香りによるところが大きい。